ネパール紀行
かねてから行きたい国、「ネパール」。ここ2~3年、毎年旅行に行きたい候補地でありましたがやっと実現しました。訪問動機は、アジアで最貧国、ヒマラヤ山脈とエベレスト等をこの目で見ておきたかったのです。
羽田からバンコック経由で15時間、首都カトマンズへ。海抜1,300mの街は、砂ぼこりが舞っており気温も高く、ムンムンしていました。考えてみれば、奄美大島と同等の緯度にありカトマンズ盆地の中、インドのニューデリーのほぼ東に位置しており、2月の訪問ですが温暖な気候でした。最初に感じた印象は、インドと同じで町全体が砂ぼこり状態、人、人で溢れており、野良犬が多く闊歩し町全体がゴミだらけ、牛も町を散歩しております。しかし街は、車の渋滞、若い人も多く活気に満ちておりました。
国民の平均年収は10万円前後で、物価は安く(日本に較べて)、缶ビールは40円程度、ランチ等は50~100円です。我々旅行者が泊まる4星クラスのホテルは、7,000円から10,000円程度であり、現地の人は泊まれません。経済的にもインド経済圏の中に属し、スズキの車、OYO格安ホテル、食事文化もカレー風が多く小生にはイマイチでした。
宗教的には、ヒンズー教が約8割で仏教、イスラム教があります。当然、観光地はこれらの寺院、王宮等が多くあります。また、人々は穏やかで素直な感じでした。人口は、2,600万人、面積は北海道の1.4倍、産業は農業、繊維産業、出稼ぎ、外国の援助にたより、多くの生活物資はインド、中国から輸入しています。
また、インフラ面も遅れており空港、道路も悪く、特に停電が首都でも一晩に3回もありびっくりしました。このような背景の国ですが、小生投稿写真を見て頂けば幸甚です。
1.街歩きとネパールの人々
カトマンズ、ポカラ(第2位の都市)、バクタブル、古い街並みと王宮を中心として多くの広場があり、その周辺に市民生活が息づいている。野菜、魚、肉等店先にこれらを並べ販売しているが、動物をその場で解体して量り売りしていたり衛生的でない。建物外壁は彫刻技術を多用していて美しく、カトマンズ・ダバール広場には周辺に王宮、寺院などが配置されている。決して豊かな生活ではないが、人々は穏やかである・・。
2.ヒマラヤ山脈、(ナガルコットの丘、ポカラ)、エベレスト遊覧飛行
ヒマラヤ山脈を望めるナガルコットの丘へ、ここはカトマンズから40㎞の地点で標高2,200mの展望地である。生憎、曇り空でヒマラヤ山脈は見えなかったが、山小屋風のロッジホテルで食事もおいしかった。朝焼け、夕焼けも素晴らしい丘と言われている。
第2位の都市、ポカラに滞在し、アンナプルナ山系を遊覧する予定であったが、生憎曇り空で2度のフライト計画がキャンセル。(5時起床なのに)このフライトはマナスル等が見られる予定でした。ポカラは街に大きな湖があり、アンナプルナ山系の登山基地で、多くの登山用品の店がありましたが、キャンセルは残念でした。
エベレスト遊覧飛行は、曇り空で心配しましたが、カトマンズ空港を3時間遅れで飛びました。1時間の飛行で小型機48名乗りですが、窓側A,D列のみ使用で全員窓側の席です。20分程度でエベレスト周辺、この目で堪能してきました。フライトの途中コックピットに入れてもらい、10枚程度シャッターを押せました。ラッキー‼。
また、バンコックに向かう帰路でも、ヒマラヤ山脈、エベレストを見ながらのビール、世界一の山を肴に楽しんできました。
皆様もし機会がありましたら、是非ネパールへお越しください。
2020年5月5日 冨田 幸祐
コメント & トラックバック
コメントする