写真同好会 2020年5月例会のご報告

 今月もメール例会になり、近場の撮影やストックからの投稿をいただきました。
 直近に撮影された作品には今の世情を色濃く読み込んでしまうせいでしょうか、写真が持つ記録・伝達の強い一面を感じ取ることが出来ました。
 今回は各投稿者からコメントをいただき、撮影者の思いの一端を含めてのにぎやかな発表の場になりました。ここしばらくは撮影行もままならぬ状況が続いていますが、樹々の緑は今が一番きれいな時です。
メールでの参加も受け付けています。

YM氏「清水寺或日」

 新型コロナ禍による外出自粛とその他の事情で、この一ヵ月間撮影に出掛けられませんでした。ここに提出するのは、昨年の同じ頃に行った京都の「清水寺」です。 昨年清水寺へ行った時はまだ舞台が改築中で、覆いも掛けられています。観光客も多く、「音羽の滝」では、柄杓で滝の水を飲もうと並んでいます。
 京都の観光地の中でも「清水寺」は特に人気があり、東山区の住人としては一種の観光公害を被っていましたが、現在はほとんど人がおらず、このようになるとやはり寂しいものです。東山一体は緑が濃くなり、感染症の脅威とは関係なく、自然は例年のようにもう初夏を感じさせてくれます。
 コロナとの闘いは長くなりそうですが、ここらで一息ついて自然を満喫しに外へ出掛けたいものです。

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YT氏「青山緑水」

 孫と近くの公園で遊んでいる時、ふと木を見上げると葉が青々としていました。箕面滝道のもみじもそろそろ青くなる頃だなあと思い撮影に行きました。コロナウイルスで外出が自粛されている中、箕面滝道はいつもより人は少ない感じですが、スマホ等で青もみじを楽しみながら撮影している人もいます。私も青もみじと一緒に川、水の流れ等を撮影してみました。
 深い青もみじの茂みはさながら森林浴で心がなごみます。青山緑水という言葉があります。青い山と緑の水、緑の葉が水に写っての緑水だと思われます。
 コロナウイルスによる外出自粛の折り、少しでも箕面滝道の青もみじ等をお楽しみ頂ければ幸いです。

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KI氏「談山神社新緑」

 コロナウィルスで外出を控えているので写真撮りに出かけていません。談山神社で昨年2019年5月に撮影したものです。
 飛鳥の東方(奈良県桜井市)にある 多武峰と言う山の中にあり 十三重塔が重要文化財になっています。
 吊り灯篭が印象的だったので これを中心に撮りましたが建物とのコントラストとピントを合わせるのに苦労しました。吊り灯篭にピントを合わせるのに絞り14 シャッタースピード1/40とか手取りでは厳しい状態でブレないようにカメラをしっかり握ってみました。
 いつもの癖で 首を右に傾けて写した写真が何枚かありました。

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MW氏「静かな公園」

 緊急事態宣言が出され、外出自粛が求められる中、写真撮影できるスポットがほとんどなくなりました。今回選んだスポットは、自転車で行けるいつもの万博公園でした。家でおとなしくしているのも飽きた4月27日、天気も良く朝10時頃には公園につきました。
 桜の時期も過ぎ、連休前とはいえ広い万博公園にはあまりにも人が少なく、寂し限りです。満開を過ぎたチューリップの代わりに、彩を添えたのは、花の丘のポピー、藤棚の藤、いろいろなところで咲き誇るつつじ、ハナミズキ、また青もみじ等々。
 人気のほとんどない公園と、人に見られることのない綺麗な花々を対比させながらシャッターを押しました。
 日本庭園の池の石の上には、たくさんの亀が日向ぼっこしているのには思わず笑みがこぼれました。
 私の意図通りに写真がうまく取れているかわかりませんが、ご覧ください。

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HS氏「散歩道と収穫」

 当地に住居して35年、休日の運動がてら、そして四季の移ろいを楽しみに自宅から5分程度の散歩エリアで、写真を本格的に始めるきっかけにもなった場所です。千里丘陵の最北端にある小さな丘と能勢に続く山並みの間に勝尾寺川が流れる小さな平地、昔とはだいぶん変わってしまいましたが、今も田んぼが残り不思議な魅力を感じています。
 この春からは自粛生活を続けるための気晴らしにもなるこのあぜ道の散歩は、“つくし”から始まり野の花が次から次へと咲き続いていました。先日はあぜ道の斜面にでてきた山菜”わらび“をたっぷり収穫しその日の夕食、我が家ではぜいたくな?ワイングラスでの冷酒の肴になり、ふくよかな春の苦みを味わうことが出来ました。また田おこしが始まり、祖父らしき農夫が孫と思われる子供にトラクターの指導をしている姿もありましたが、月が替われば水が入り、田植えと同時に緑一色の優しい風景に向かっていくことでしょう。

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HO氏「能勢新緑」

 吹田市の自宅から亀岡方面に向かって車で40分ほど走ると、緑豊かな山間部の町(豊能町)に「妙見神社」があります。当日は好天に誘われて久しぶりに訪れましたが、あいにくコロナ禍の影響で境内は閉鎖されており、6~7枚だけの撮影となりました。神社に至るまでの参道脇には新緑の樹々が生い茂り大阪との気温差が3度ほどあり、ひんやりした春風が心地よいドライブでした。

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SW氏「万博公園皐月」

 万博記念公園は我が家から約2㌔徒歩2~30分の位置にあります。 40年近く前に現住所に引っ越してからというもの、おこがましくもこの公園を「我が家の庭」と呼んで、折にふれて訪れて楽しんでいます。
 外側ではエキスポランドがなくなってエキスポシティになったり、吹田市営のサッカースタジアムが出来たり、いろいろ変化がありました。 しかし狭い意味での公園(自然文化園と日本庭園)内は木々がしっかり生い茂って万博以前の千里山丘陵に戻ったような感のする場所もあります。
 ただ西大路両脇に豊かな緑を楽しませてくれていたプラタナスの並木が昨秋の台風で無残な姿となり、剪定された今春は太い幹だけの物凄い並木通りでした。 しかし5月の声を聞くとひこばえに似た若葉が揃い始めました。 遠からずかつてのような並木道の景観が戻ることと楽しみにしています。
 AZのハイキング同好会では前後6回訪れました。 早春には梅林を、秋にはコスモスをというテーマハイキングでしたが、有志でカワセミを捜し歩いたこともありました。 このウォークは5月1日でしたが、7日に再び歩いた時はルピナスが姿を見せ、世界の森では紅花栃の木の花が盛りでした。
 四季折々の花が楽しめる万博記念公園。大枚260円也を支払って入園する値打ち十分と信じ、お勧めする次第です。

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【6月例会案内】(状況により変更・中止があることをご了承ください。)
日 時:6月11日15時~17時
場 所:campanio 2階イヴェントスペース Tel 06-6105-9900
    地下鉄御堂筋線 江坂駅より徒歩5分

7、8月例会予定
7月9日(木)15時より
8月13日(木)15時より

AZ社友会 写真同好会 世話役 笹川 元

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