海外こんなとこ行きました - 第1回 -

 第1回はブルガリア・ルーマニア編です。
 2024年10月トルコ航空を利用してイスタンブール経由でブルガリアの首都ソフィアに入りました。まず紹介するのは、4世紀のローマ時代に建てられたバルカン半島で最古のキリスト教聖堂「聖ゲオルギ聖堂」です。円柱状の教会は世界でも珍しいそうです。内部には各時代のフレスコ画が描かれています。
 次はソフィアの南に位置し、時代の異なる3棟の複合体の「ボヤナ教会」です。10世紀に建てられた東棟、13世紀建築の中央棟、19世紀に建てられた西棟で構築されています。内部のフレスコ画は保存状態も良く色鮮やかでした。
 続いてはブルガリア正教会の総本山「リラの僧院」白と黒のゼブラ模様が特徴的な僧院です。内部・廊下にフレスコ画が描かれていて色彩が実に鮮やかで迫力のある僧院です。正教会でよくみられるイコンが沢山祀られている所も見る価値がありました。僧院に隣接した売店でアカシアと松のハチミツを購入しました。アカシアは通常よく見る薄茶色で松のハチミツは黒に近い色合いのものでした。紅茶にはアカシア、ヨーグルトには松の相性がいいように感じました。
 ブルガリア最後の訪問地は「イワノヴァ岩窟教会」です。ルーマニアの国境近くに位置して岩だらけの断崖に作られた教会群です。保存状態の良い中世のフレスコ画が鑑賞できます。BC4世紀に作られたトラキア人の墳墓も壁画が綺麗ですので見学の価値ありです。ブルガリアの観光地は、ブルガリア正教会の建物が中心で中世のフレスコ画が素晴らしい場所が多かったのでご興味のある方は見る価値ありです。
 イワノヴァを出るとルーマニアに向かいました。まず向かったのは、ルーマニア中央部に位置するシギショアラです。トランシルヴァニア地方にある中世の面影を留める城塞都市で、オレンジ色の三角屋根が連なる美しい街並みが特徴でした。町の中で特に印象的だったのは、丘の上にある「時計の塔」です。この塔の内部は歴史博物館となっていて、時間になると人形が躍るカラクリ時計がある楽しい場所です。そしてルーマニア観光で最も見たかったドラキュラのモデルとされるヴラド3世の居城「ブラン城」へと向かいました(後で分かったことですが、実際は、ヴラド3世は住んだことがなかったそうです)。城に続く坂道を上ると「ブラン城」があります。城内は博物館として一般公開されていて中世ヨーロッパの雰囲気がそのまま残されています。ヴラド3世の肖像画やオスマン帝国時代の甲冑等が展示されていて拷問部屋等も見学できます。お土産には、ブルガリアでハチミツとバラを使った化粧品(バラはとても有名だそうです)とワインを(残念ながらヨーグルトは持ち帰れないので現地で堪能しました)ルーマニアでもワインを購入。妻からは「どんだけ買うんや!」とお叱りを受けましたが… 料理も美味しかったですが、特に羊乳から作った酸味のある白いチーズ(シレネと言われるチーズ)を細切りにしてサラダにふんだんにかけた「ショブカサラダ」は毎回食事に出てきましたがとても美味しく頂きました。ブルガリア・ルーマニア共にイタリアやスペインの様に豪華絢爛な巨大な建物などはありませんが、中世の雰囲気を味合うには良い国だと思いました。

橋本 是

 

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